本文へスキップ

新川高校はあなたの今と未来を応援します。

尾張第2群A  TEL. 052-400-1108

〒452-0901 愛知県清須市阿原北野18番地

学校生活Campus Life

2年生総合「グローバル語り部派遣事業」

 2年生総合の授業で、藤田保健衛生大学から大橋鉱二准教授をお招きし、「グローバル語り部派遣事業」を実施しました。(12月1日)

 留学経験者、海外勤務経験者、国際機関等の勤務経験者、国際的に活躍している研究者等を学校に派遣し、講演会や授業を実施することで、子供たちの国際的視野を涵養することを図ることを目的とした愛知県の「グローバル語り部派遣事業」を実施しました。

 
 先生は、今の仕事を選んだ理由や留学(ドイツ)やJICA(カンボジア)で得た豊富な経験を語っていただきました。
 「日本の当たり前は、世界の当たり前ではない。」「日本は、選択しなくてもよいように社会で守られているが、本当にそれでよいのか。ドイツは自己の責任において、どちらを選択するか個人が判断する社会である・・。」など、日本と世界の違いを考えさせられるお話でした。

 

 カンボジアでのJICA「医療技術者育成プロジェクト」の体験談では、内戦後の悲惨な状況が展示されていたということや、医療機器等の使い方を教えても、物流が悪くて物が入って来ず、現地に定着できたのは「患者を診る前に手を洗う」ことだけだったことなど、過酷な現実を知ることができました。
 中でも印象的だったのは、JICAの意味は「当たり前のことが当たり前でないことに、日本人自身が気づき、日本人が成長することである。」ということばでした。



 また、信号もなく、交通規則も整備されておらず、何でもありのカンボジアの現状をあげ、日本がいかに法律に守られているかと言ったお話も心に残りました。
 いろいろな体験談やスライド、写真等を交えたお話は、大変説得力があり、世界を感じる有意義な時間となりました。

 
 最後に、グローバル時代を生きていく高校生に向けて「ダイバーシティー(多様性)の重要性」や、「ステレオタイプ(先入観・固定観念)へ疑問を持つことの大切さ」を確認し、「プロフェッションを持った上で自分にできることをするために海外へ行ってほしい。」そのために、「今は、将来どんなプロフェッションを身に付けるかをよく考えてほしい。」と熱いメッセージを送られました。

バナースペース

愛知県立 新川高等学校

〒452-0901
愛知県清須市阿原北野18番地

TEL 052-400-1108
FAX 052-400-1126