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思い出はみんなでつくるもの〜修学旅行に行ってきました!

30回生と一緒に、10月26日から28日までの2泊3日、広島・四国へ行ってきました。以下は、修学旅行のしおりに載せた文章です。


思い出はみんなでつくるもの

 30回生のみなさん、いよいよ修学旅行に出かけます。
  みなさんの修学旅行は、新川高校の歴史の中で新しい1ページを飾る修学旅行になります。というのも、1回生から29年間続いてきたスキー修学旅行から広島・四国に行き先や内容を変えた最初の学年だからです。
 「たかが修学旅行」、と言う人もいるでしょう。「されど修学旅行」です。私は、五十の坂を越え、ここ数年、年2回程度、ずっと疎遠だった高校時代の仲間数人と集まって美味しいものを食べながらぐだぐだとおしゃべりをしています。まだみんな現役なので仕事の話もしますが、毎回なぜかしら修学旅行での思い出話が出てきます。よくそんなこと覚えているなあ、とお互い言いながら、笑いこけています。そんな時は、みんな「老けた高校生」になっています。
  訪問地の一つ「広島」。プロ野球では広島カープが25年ぶりにリーグ優勝を飾り、熱気にあふれていることでしょう。そして、5月にはアメリカ合衆国オバマ大統領が初めて広島を訪れ、力強く語りました。

 We have a shared responsibility to look directly into the eye of history and ask what we must do differently to curb such suffering again.
  Some day the voices of the Hibakusha will no longer be with us to bear witness, but the memory of the morning of August 6,1945 must never fade.
 そして、「We can learn. We can choose.」と。

私たちは学び、未来を選択できる。そう、未来を選択するのは、あなたたち高校生です。広島を訪れ、死者のことばを聞いてください。

  あなたたちの未来のために。

  高校での修学旅行は、学校生活“最後の”修学旅行になります。そこで、みなさんにお願いです。修学旅行は、仲間だけの気ままな旅行ではありません。常に、学年やクラス、班という集団で行動します。自分中心に、自分のことを優先して動くのではなく、時間やルール、マナーを守り、周りの人のことを“いつもより少し余分に”考えてください。そうしたほんの少しの心づかいや思いやりがあれば、お互いが、班のみんなが、クラスのみんなが、気持ちのよい時間と空間を共有できると思います。
  思い出はできるものではなく、つくるもの。みなさんで、笑顔あふれる思い出深い修学旅行をつくりましょう。


 10月26日。広島は小雨。日本シリーズは、日ハムのホーム・北海道へ移っていましたので、静かな落ち着いた雰囲気でした。

  予想どおり、広島平和記念公園は本当に多くの人が訪れていました。平和記念資料館も入場規制がかけられ、順番を待って入ることになったのですが、中は押し合いへし合いの状態。「碑めぐり」でボランティアの方からいろいろ話を伺った後だからこそ、じっくりと観てほしかったのですが、残念でした。
 その昔、担任をもっていた頃、やはり修学旅行で広島に行きました。その時、ある生徒が言ったことばが今でも忘れられません。

 ―先生、お昼を食べてから見学したかった。辛くてあまりにも惨くてご飯が喉を通らない。

 その時は、資料館を観てから昼食という日程でした。展示も一つ一つじっくりと観る時間と空間がありました。
 

  私は、今回、広島平和記念公園を訪れたら、その前で手を合わせ、冥福を祈りたい一つの「碑」がありました。それは、広島二中の生徒たちの慰霊碑です。この夏、「いしぶみ」という映画を観ました。その慰霊碑は、平和記念公園の西側の道路を渡った本川土手に立っていました。
 刻まれた生徒一人一人の名前から、私は確実に何かを聞きました。行方が分からず、弁当箱だけが遺品だった生徒の名前からも。そして、名前と名前が離れている「空白」からも。
 私は若者でもない。未来を選択できる時間も限られている。でも、幸いにも私は、これから未来を選択し、未来をつくっていく高校生たちと向き合う仕事に就いている。私が声を聞くことは決して無駄にはならない。そう思っています。 先日、「この世界の片隅に」という映画を観ました。この「いしぶみ」と一緒に「図書館だより」に書きたいなと思っています。




 3日間、いろんな思い出をつくってくれたと思います。楽しいことばかりではなかったかもしれません。それでも、日常を離れ、愛知を離れ、訪れる地域の方々と触れ合い、仲間と濃密な時間をもったことは、きっと「心のポケット」にしっかりと入っています(これは、昨年度までのお世話になったスキースクールの校長先生のことばです。)いつか年を重ねたとき、「心のポケット」から出してみてください。きっと私のように「老けた高校生」になるでしょう。


2日目は、ガイドさんいわく、今年一番!という素晴らしい秋晴れでしたが、岡山駅に着いたとき、雨が降ってきました。この後は、新幹線で名古屋に帰るだけ。


ある男子生徒が私に、小さな声でそっと「校長先生、本当にいろんなメニューが盛りだくさんで、いろいろ体験できてとても楽しかったです。本当にありがとうございました。」と言ってくれました。私は何もしていないのに…ちょっと胸が熱くなりました。「こちらこそありがとう。2年生の先生たちがみんなのために頑張ってくれたね」。


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